日清紡ブレーキインタビューその7|作業や工程を可視化することの必要性とは?

2018年度生産革新プロフェッショナルコース受講者 日清紡ブレーキ 河邉様に日本能率協会 松澤がインタビューしました。

作業や工程を可視化することの必要性とは?

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松澤
人手不足も深刻化していますから、そこにばかり時間を割くことはできないでしょう。
応用するためのまず基本の知識を学ぶ場所になるのが今回の社内研修の役割ですね。5回だと結構なボリュームになりますね。

河邊
だから、どこを話すべきかを考えているところです。
実際の日本能率協会のIE講習の開催期間は5日間ですよね?
今回の生産革新プログラムの特典で視聴したビデオの研修も5日分の内容でした。

松澤
23時間で、5日間分です。
ただ、基本をざっと紹介するだけなら、2日間のものもありますよ。

河邊
社内研修として実施する場合は要旨を絞って話していかないと到底時間が足りません。
あまり盛りだくさんでも、受講者が消化しきれないかもしれません。
そこは上手く要点を押さえて説明する必要がありそうで、悩みどころです。

松澤
今年1年は大きなスタートになりそうですね。
そのように社内でIEのことを知る方が増えれば、次の講師が誕生する可能性も出てきます。

河邊
そういう方向になるよう定着させることが重要でしょう。

松澤
仲間が増えるまでは、河邊さんの果たすべき役割が大きいですね。

河邊
改善に限らず、その人の知識や経験だけでもある程度のことはできてしまいます。
でも、それだけでは限界があって、正しい改善のやり方を身に着けて取り組むかどうかで得られる成果も相当変わってくるのではないでしょうか。
現場改善にIEの手法を取り入れる利点として最も大きいのは、現場の状態が可視化、つまり数値化されることだと思います。
現場の作業や工程をIEの手法、書式に則って数値化するわけです。
現場で長く働いている人にとっては、ネックがどの辺にあるのかは経験として分かっていると思います。
ただ、それではその人の頭の中にあるに過ぎません。
逆に、実際に数値化してみるとネックと考えていた要因の影響は意外と少ない、という場合もあるはずです。
そういうところをIEの手法を用いて数値で可視化し、社内の共通認識にすることが求められているはずです。技術的な点からいえば、それも大きなところだと思っています。

松澤
数値化して可視化するというのが、すごく分かりやすく感じました。

河邊
そこがエンジニアリングとしてのIEが持つ意味の1つではないでしょうか。

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