日清紡ブレーキインタビューその1|研修を受けようと思ったきっかけとは?

2018年度生産革新プロフェッショナルコース受講者 日清紡ブレーキ 河邉様に日本能率協会 松澤がインタビューしました。

研修を受けようと思ったきっかけとは?

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松澤
本日は、2018年度生産革新プロフェッショナルコース受講者、日清紡ブレーキの河邉様にお話を伺います。よろしくお願いいたします。
2018年の6月頃に一度日本能率協会にご来会いただき、この研修について説明させていただきました。この研修をどういった経緯で見つけていただいたのでしょうか。

河邊
研修を知ったきっかけは、私の上司からの紹介でした。面白い研修があるから受講してみてはどうかと。ただ、私としては紹介というより半分命令として解釈しましたが(笑)。

松澤
河邉様の上司の方にはJMAの職員が大変お世話になっているようです。

河邊
以前上司が参加した研修の受講者と事務局という間柄が、研修終了後もご縁として続いているようです。
弊社は以前、日清紡績という会社の一事業部でしたが、2009年に分社化されて今の形になりました。当グループはもともと繊維から派生して様々な事業が生まれてきた歴史があります。ブレーキもその一つです。現在のグループ全体を見渡してみても、実に多様な製品群を抱える会社になっています。
ただし、ものづくりの会社として考えた場合、将来の収益の柱となる新しい事業が長い間立ち上がっていない実情もあります。

上司から事あるごとに聞かされるのは、研究開発と生産技術が両輪として機能することが重要だということです。設計、開発された製品の性能がどれだけ良くても、高品質かつ安定して量産化することができなければ、事業化、つまり収益には繋がりません。弊社の生産技術力を振り返ってみると、量産化のハードルが超えられなかった研究テーマが数多くあるのではないか、将来の収益の柱となる新事業を育てるためには、生産技術力の強化が急務なのではないか、ということです。

そこで、グループ会社を挙げた生産技術力を強化する活動を立ち上げることになり、僭越ながら私が事務局を担当することになりました。ちょうどその頃、日本能率協会さんに状況を相談させてもらっていたようで、良い研修があるということで紹介され、私に話が回ってきました。

松澤
最初にこの研修の話を聞いたとき、どういう印象を持ちましたか。

河邊
正直に言うと、第一印象としては受講料です。
ただ、パンフレットをじっくり拝見し、中身については興味を抱きました。
特に興味深いと思ったのは、研修の後半にある総合事例演習です。座学の研修をひと通り受けたあと、自分がコンサルタントの立場になったつもりで架空の会社の生産現場を改善し、改善案を資料としてまとめた後、発表するという内容です。
私は今、弊社の生産技術をどうやって強化すべきなのかという課題に直面しているので、それを予行演習するように、1つひとつ勉強しながら進めていける点が興味深かったです。
その他、印象深かったのはインストラクタースキル研修です。

松澤
この研修では、「インストラクターマニュアル」をお渡しして、受講者の方々に模擬講義をしていただくプログラムを実施しています。
今年は5日目にみなさんに模擬講義をし、その様子をビデオで録画もしました。

河邊
単純にずっと座って授業を受けるだけだと思っていましたから、そういうこともやるのかと少し驚きました。研修で学んだ知識は実践を通じて自身の中に定着していくものだと思います。そういう意味で、模擬講義や総合事例演習がカリキュラムに含まれていることは有難いと思います。

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