セレスティカ・ジャパン2:世界共通言語としての「IE」 デジタルとフィジカル、そしてグローバルなものづくりの橋渡しを担うとは?

セレスティカ・ジャパン Asia CI Center Advisor, Continuous Improvement  楠 憲 様に、
「生産革新プロフェッショナルコース」受講の背景やご活用についてお伺いしました。

(※以降敬称略、所属・役職は2023年1月11日時点)

世界共通言語としての「IE」 デジタルとフィジカル、そしてグローバルなものづくりの橋渡しを担うとは?

吉田:
「生産革新プロフェッショナルコース」には、どのようなきっかけで関心を持たれたのでしょうか。

楠:
トヨタ生産方式やリーン生産方式など基本的な生産管理手法は学んできましたが、IEはこれらの礎となります。
海外の大学ではIEの専攻もありますし、IEのポジションが設けられている会社もあります。ただ、彼らと我々の考えが若干違う場合があります。
彼らの意図するところを汲み取り、我々の真意を伝えるために、共通言語としてIEの基礎を体系的学びたいと思っていました。

吉田:
お仕事柄、共通言語の必要性を感じていたのですね。

楠:
IEもリーンも、自分たちの業態に合う形で変化させつつ発展させていかなければなりません。
自分たちなりの改善を作り上げるためには、礎がないとどこかで崩れる懸念もあり、基盤を築いておきたいと思っていました。
「IE士」という専門資格に惹かれて色々と調べていた時にこちらのトレーニングに出会いました。

吉田:
機械化が進む今、人と機械の協働についてはどのようにお考えですか?

楠:
弊社でもAutonomationは積極的に進めています。単なる自動化ではなく「自働化」にしなければなりません。
今後、AIやRPAの導入もさらに加速すると思いますが、何を導入するにも、結局すべきことは同じです。
プロセスを細分化し、置き換えるべき部分にシステムを導入する過程は、改善活動とほぼ変わりません。
インをはっきりさせ、アウトはどうあるべきかを理解せずに、良い機械があるからという理由だけで導入してしまうと本当に危険です。
機械化したい人と現場メンバーの間に立つ人間が今後必ず必要になります。

吉田:
AIは魔法の道具箱のように思われがちですが、実際は、データ収集など泥臭い作業の積み上げ、準備があってのシステムということに、導入時になって気づくケースが多いようですね。

楠:
IE然り、AIについても学び、間に立って何が最適かを見極められるような人間、橋渡しできる人間になっていきたいと思ったのも参加理由の一つです。

吉田:
現場の知識とデータの知識双方を持ち、中間に立てるバランサー的人材は、まさに昨今強く求められているように感じます。

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