タニタ秋田 インタビュー2: サプライチェーンの混乱から得た教訓と考え方の変化

株式会社タニタ秋田 生産技術課 リーダー 渡邊 雄太 様に、
「生産革新プロフェッショナルコース」受講の背景やご活用についてお伺いしました。

※2022年10月開講受講、IE士
※所属・役職は2023年1月11日当時のもの、以下敬称略

サプライチェーンの混乱から得た教訓と考え方の変化

吉田:
最近の半導体や原材料調達、物流に関する混乱は、タニタ秋田さんの生産にも影響はありましたか?

渡邊:
はい、“ものが届かない”という事態が、設備を作る際のコアとなる電子機器の生産に影響ができました。
設備の外観は出来上がっていても中身が届かず、中間在庫が多発したのです。

吉田:
止められない生産と増える仕掛かり中の製品…、大変なご苦労があったと思いますが、どのような対応をされましたか?

渡邊:
我々としても苦渋の選択として、不稼働設備の活用や、他の設備からの機器の移設などを行い、新たな電子機器の入荷を待って、元の設備へ取り付ける。
このようなトリッキーな施策でなんとか凌ぎました。

吉田:
物流、サプライチェーンは徐々に回復してきている印象ですか?

渡邊:
印象としては、まだまだこれからという感じですが、一部のサプライヤー様では納期が少し短縮してきています。

吉田:
ありがとうございます。何か、今回の研修で活かせたことはありますか?

渡邊:
そうですね、研修で学習したIEの考え方からいえば「在庫のムダ」の観点もありますが、設備での使用を予測して、あえてムダを覚悟で発注することもでてきています。

吉田:
在庫の考え方も変わってきていますね。

渡邊:
そうですね。在庫の持ち方について、研修中に講師へ質問した際に「在庫を抱えるデメリットもあるが、それに見合った効果があるなら安全在庫として成り立つ」との回答をいただきました。
それを自社に持ち帰り、認識を改め、投資対効果を見極めながら発注業務を行っています。

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