大成建設 インタビュー1:事業内容と業務内容について

大成建設株式会社 エンジニアリング本部 エンジニアリングソリューション室 奥薗 港人 様に、
「生産革新プロフェッショナルコース」受講の背景やご活用についてお伺いしました。

※2021年12月開講受講、IE士
※所属・役職は2022年6月10日当時のもの、以下敬称略

事業内容と業務内容について

吉田
それでは宜しくお願いします。まずは、御社の事業内容について教えてください。

奥薗
大成建設株式会社は、1873年に大成建設のルーツである「大倉組商会」が設立されてから今日に至るまで、グループスローガンの「For a Lively World」や「人がいきいきとする環境を創造する」というグループ理念を掲げ、国内外の土木・建設分野の様々なプロジェクトに携わらせていただいています。
その中で、私が所属しているエンジニアリング本部は、各種生産工場や物流施設などの建物と内部のプラントを一貫して、施設全体をトータルコーディネートすることで、お客様に最適な施設の提供を目指しています。

吉田
現在の業務についてもう少し詳しく教えていただけますでしょうか?

奥薗
私は実際にプロジェクトを推進する部署におり、大きく2つの仕事に従事しています。
ひとつは、某食品メーカー様の新工場建設プロジェクトに参画しています。お客様のニーズに沿ったより良い工場ができるよう、日々、お客様と一緒に考え、作り上げていっています。
もうひとつは、弊社の本業である建設現場の生産性向上を目指すプロジェクトのひとつに携わっています。構想から考え、経営層に提案し、実際にプロジェクト化するところから取り組んでいます。

吉田
御社は、スーパーゼネコンと言われる、日本を代表するワールドワイドな企業ですが、御社の魅力や強みはどのようなところにあるとお考えでしょうか?

奥薗
ゼネコン業界は、いわゆる大工(だいく)業から会社が大きくなっていった例が多い中で、弊社は、大倉組商会という商社系の会社が発祥のゼネコンです。今は、オーナー色と言いますか、創業家系の影響が完全になく、その影響かは分かりませんが、自由闊達とした社風が魅力であり、強みでもあるのかなと思います。

吉田
ありがとうございます。皆さんが自由に意見を出し合い、真摯に仕事を進めながらも、楽しくお仕事されているような職場を想像しました。

奥薗
そうですね。
個々の建設現場ごとに独立採算制を取っており、作業所長がひとつの会社の社長のような存在で、決められた予算の中でプロジェクトを遂行しています。
若手社員であっても、かなりの裁量が与えられて仕事ができるところは魅力ですね。建設現場の一つひとつが小さな会社のような存在であり、社員一人ひとりが経営に携わるイメージです。組織の歯車としてではなく、主体的に、プロジェクトの中心メンバーとして動くことが求められています。

吉田
若手の時から裁量権が与えられ、実務を通して予算管理、労務管理、労働安全といった経営視点が自然に身につけられるというのは非常に素晴らしいですね。

山本
エンジニアリング本部は、現在何名ほどのいらっしゃるのですか?

奥薗
250名くらいです。その下にエンジニアリングソリューション室があり、10人ほどが所属しています。

山本
今の部署に来られてからは何年目ですか?

奥薗
現在5年目になります。

山本
以前はどういった業務をされていたのですか?

奥薗
実際に建設現場で施工管理、いわゆる現場監督をしていました。地方の建設現場に転勤もしていました

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