東京電力インタビューその3|研修を実際に受けてみて持った感想は?

2017年度生産革新プロフェッショナルコース受講者 東京電力ホールディングス 谷口 正洋様(経営企画ユニット グループ事業管理室 調達管理グループ 能力開発担当課長)に日本能率協会 松澤がインタビューしました。

研修を実際に受けてみて持った感想は?

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松澤
ありがとうございます。
御社の会議室に伺って説明させていただいた記憶があります。研修が始まる前に持っていた印象についても教えていただけますか。
また、もしその印象が研修開始後に変わったということがあれば合せてご教示ください。

谷口
松澤さんからは、生産・製造に関する知識について幅広く学べると聞いていましたが、事前フォロー特典でついていたIEオンラインセミナーを視聴した時のイメージが強く残り、研修が始まる前は『やっぱりIEの手法の習得が中心なのかな?松澤さんから聞いた話と違うことになるのかな?』と誤解してしまっていました。
実際に研修が始まると、生産の面から見た企業戦略の話、メーカーとしていかに生産面で強みを作るか、SCMの資金回収の話など、生産だけではなくて構内物流、トヨタカイゼンの話等非常に幅広く多岐にわたっていて、楽しい内容でした。
特に、2日目の石田講師の講義が良かったです。

私は、調達の仕事以外にも 新規事業の企画・立ち上げも15年程経験しました。再保険会社の社長、自然エネルギー会社の取締役、メンテナンス工事会社の新規事業担当、コールセンター会社の企画部長等、いろいろな経験をしたあとで調達の仕事をしているので、メーカーの経営戦略の話は、非常に面白かったですね。
IEの話だけだとコストの話にかなり近い感じですが、垂直立上げや経営戦略の話も大切ですからね。

この経営戦略の話がなければ、調達担当者が提示するコストダウン率と、それを受けてメーカーさん側が企画する生産性向上の話の間の齟齬には、気付けなかったかもしれません。あとは、角田講師の生産システムの講義も面白かったです。
工場見学会で見学したトヨタの話や、構内物流をしっかりやるべき、バックオフィスの強化等多岐に渡るポイントについて解説してもらいました。
また、協力メーカーさんの工場に共同改善で伺うと一般的な情勢についての雑談もすることになるので、そのときの小ネタにも、使えるような話が満載だったのもよかったです。

あと、講師の方々のQAや話の振り方が上手いので退屈しません。伊庭講師には、どんどん質問をあてられます。ですから、疲れている中で研修を受講するのですが講義中眠くなりませんでしたね。皆さんのQAを聞いていると、受講者の優秀さや、各社のエースが来ていることがわかりました。

松澤
研修の内容は難しかったですか?

谷口
思っていたより、講座の範囲は幅広かったです。
IEだけでなくメーカーの経営戦略から構内物流まで、ワイドですよね。
メーカーの人の考えに合わせてみようと事前に、CPF資格の取得やトヨタ改善の実践をしていたので、用語だけはそれなりに追いつけていたかなと思いますが、もちろんわからないこともありました。
わからないことは講師に積極的に質問しました。講義が終わった後にテキストを読み返してわからないと思ったことは講師にメールをして質問もよくしていました。だいたいメールを送った翌日には返信をいただけました。通算で、10通以上メールで質問したように思います。

メーカーの人を取り巻く情勢について一通りの知識を得ることができて、わからないことについては講師にも質問できるので、取引先メーカーとの共同改善に取り組んでいるバイヤーさんは恐れずに、挑戦してほしいです。
この講座を経験すると、どの協力メーカーさんに行ってもなんとかなると思います。
難しかったのは、実は、卒業試験対策です。受講者のうちの最高齢53歳での暗記ですから、最初から難しいと思っていました。

試験は、選択式で暗記が必要なテストです。暗記テストは社会人に不要ではないか、と言う人もいますが、合格したからではなく経験から言って、必要です。能の守破離のとおり、いったん、知識をモノマネする過程が必要なので、暗記することが必要なのです。

松澤
概念として知っていたとしても、ご自身特有の言葉も結構あるので、教科書的な知識としてスタンダードな言い方はこうだ、というものをしっかり身に着けていただくことは大事だと思います。

谷口
テストの内容については、伊庭講師が範囲を説明してくれるので、きちんと勉強時間を確保できれば、大丈夫です。
ただし、さぼると、落ちると思います。自分は53歳だったので、自分で問題を作って、8回くらい、回しました。

松澤
谷口さんの試験対策ノートが出回っていたと伺いました。

谷口
もしこのノートを後輩に渡したとしても、勉強しないと言葉の羅列でしかないのでやっぱり勉強して理解する必要はありますね。
チームで話していたときに工場用語の「キット化」いう言葉が出てきました。実際に自分が共同改善に伺って説明するときに、「これはキット化とかキッティングとほかの会社では言うらしい」と言うと、それだけで話が通じるようになります。そういう点でも、結構色々な会社の略語が飛んできたのは良かったと思いますよ。

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