リコーインダストリーインタビューその2|業務上で課題と感じられていることとは?
受講者のリコーインダストリー勝田事業所 事業所長 庄司勝様にお話をお伺いしました。日本能率協会の平井希実がインタビューします。(以下敬称略、お役職はインタビュー当時)
業務上で課題と感じられていることとは?
平井
それではインタビューに入らせていただきます。
本日はよろしくお願いします。
今は事業所長をされているそうですが、現在のお仕事について簡単に教えていただけますか。
庄司
ここの工場は開発段階の試作から工場で行っています。
試作は何回か行い、最終的に量産の決裁が下りたら本格的な量産に入ります。
量産では日々様々なことが起きます。作業者が当日朝に休む連絡が入ったとかトラックが渋滞に巻き込まれて遅れているとかのトラブルが起きます。
工場の責任者ですから、これをマネジメントするのが現在の仕事です。
もう毎日が判断の連続です。
自分の判断が誤っていると、いろいろな方面に迷惑をかけることになりますから、一応こう見えても常に緊張しています(笑)。
平井
お仕事の中で最も大きな課題だと感じていること、これは困ったと思っていることはありますか。
庄司
細かいことを言えば山ほどありますが、最も大きい課題は人材育成です。
それとお客様から見た工場の価値をどう上げていくかということです。
数千万円もする高額なプリンターを営業からオーダーを受けて生産するだけでいいのかと思っているのです。
昔ならただ単に製品を生産するだけで良かったかもしれません。
しかし、今では工場にいろいろな付加価値をつける必要があると考えています。
例えば、お客さんの要求をどう製品にチューニングしていくのかも、その1つではないでしょうか。
お客さんは薄いペラペラの印刷用紙も使うでしょうけど、テカテカした厚い紙を利用することもあるはずです。
どちらの場合でもお客様の要望にベストマッチになる様に工場でチューニングして、お出しすることを徐々に始めているところです。
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